観光庁初代長官講演~如是我聞メモ~

観光行政の展開について(2月航空政策研究会)~如是我聞メモ~
期日:2009年2月25日(水)09:00~10:30
場所:経団連会館9階
演者:本保 芳明氏

演題:『観光行政の展開について』

概要:81頁の資料に基づき講演された。
<<<参考:http://www.mlit.go.jp/kankocho/>>>
を参照下さい。

昨今の経済情勢からすると、短期的には、厳しい状況であるが、
中長期的にみると、東アジア・太平洋地域は、世界の中で、最も高い伸び率
が予測される観光市場である。因みに2020年には、4億人、
世界シェアの25.4%を占めると予想されている。

2003年の小泉元総理の施政演説で、初めて観光立国を目指す事が謳われた。
観光基本法が45年ぶりに、見直され、観光立国推進基本法が成立(H18.12.13)
施行(H19.1.1)された。

観光庁が、様々な経緯を経て、内閣府内の設置も検討されたが
国交省に開庁した。
開かれた、観光庁として、霞ヶ関の信頼回復も目指し、
社外アドヴァイザリーの制度や、独りよがりにならない、
地球の共生する仲間として、留学生の研修制度を活用して、
大きくネットワークを広げてやる覚悟である。

これからの、わが国の人口減少傾向は、とまらず、特に、地方において人口
減少が、急速に進行する。地域消費減少による、地域経済の縮小は避けられない。
 自治体・地域格差の拡大が予想される。
 
 ここで、有効な手段として、農業と観光【先のツーリズムサミット2008でも、
 エコツーリズムとしての、漁業・林業もいれて、
 エコ(環境重視)ツアー・半定着型観光を提唱】である。
 
 観光交流人口増大の経済効果を、試算してみると、
 
 現在の人口一億2800万人の平均年消費額は121万円
 
 定住人口一人減少分を、観光交流人口に換算すると、
 
 外国人旅行者7人分・国内旅行者宿泊22人分・日帰り77人分に相当する。

  観光戦略の意義を概括すると、(講演では最後に確認されたが、冒頭で)

[I]双方向交流(Visit Japan⇔Visit World:Campaign)と国際相互理解。

1.国際相互理解の増進
2.日本のソフトパワー*
3.アジアの成長力を取り込み、地域の活性化へ繋げる。
(*メモ者注:クール・ラグジュアリー・カワイイ等・
 同月26日:外務省カワイイ大使委嘱)

[Ⅱ]プレミアムデステネイション『憧れの日本』(仮称)
   ~住んでよし、訪れてよしの日本~

1.東西文化の融合と、経済の安定国家。(縦横の文化・歴史軸と深みを持つ)
2.KEY:多様性=Diversity

(メモ者注:禅:ZENはインド・中国・日本から世界:フランス・パリ
 *米国シカゴ宗教会議等・『TARIKI』五木寛之が米国で高い評価
 2009年米国アカデミー賞を『おくりびと』外国映画・『つみき』短編アニメで受賞。)
 

観光庁のAction Plan(H21.1.28公表):詳細はHP参照下さい。(メモ者コメント)

Customer Service(観光客)視点の制度・環境整備を根本から見直して
ミッションを明確にして、ロードマップも明確に策定実施していく。
省庁横断的に、きっちり全体最適性を目指してやっていく。

1.いままで、一律的にVISA発給の、基準も、国民性に合わせて、
 改定していく。例:中国人の方は、団体VISAのみを、家族VISAに拡大していく。

2.外国語表示の、拡大・充実(公共交通・道路標識等)

3.Promotionの拡大。

3.セールスネットワークの見直し。(大手の旅行社の外国人旅行1%歪)

4.小さな民間大使ー国民の国際相互理解拡大。

5.クルーズ振興と拡充。

6.キーパーソンの招請。

7.海外ツアーオペの支援や観光見本市などへの積極参加。

8.観光施設の充実。(一泊二日→二泊三日→三泊四日等)

9.観光圏の整備・促進・広域観光への連携。(H20は16地域)

10.国際会議の積極誘致。2011年までに、50%を目指す。

  大規模国際会議のみでなく、対象を広げて、誘致を拡大していく。
  MICE:Meeting/Incentive Tour/Convention Cooperative Meeting/
     Event/Exhibition
     
11.観光産業の国際競争力の強化。

  人材育成:産官学連携による教育体制の充実。等。

今回で、勤務都合により航空政策研究会・如是我聞メモは最終になります。
ご高覧頂きありがとうございました。

摩訶不思議手麻

2009年02月28日

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