イワクラフォーラム2008【於:大阪歴史博物館講堂】メモ

フォーラム:聖地とイワクラ(磐座)
1.期日:2008年5月31日(土)13:30~17:00
2.基調講演Ⅰ:植嶋啓司(宗教人類学・人間総合科学大学教授:著書『聖地の想像力』他)
3.基調講演Ⅱ:山田栄春(写真家・ブックデザイナー:著書:『巨石』)
4.フォーラム:
・パネラー:平野貞夫(元参議院議員・イワクラ学会顧問:著書『昭和天皇の「極秘指令」』)
・上記の基調講演者
・コーデネイター:渡辺豊和(イワクラ学会会長・建築家:著書:『和風胚胎』『縄文夢通信』他)
5.聖地大阪の探訪会(大阪城・石山本願寺後他):6月1日(日)
案内人:橋本完(アトリエまほろ主宰・イワクラ学会員)
~巨石の石垣と、歴史的遺構である聖跡を訪ねて、巨石と聖地のチカラを体感する~
後援:大阪市・大阪府・国際縄文学会・神道国際学会・社叢学会

また、9月27日(土)~28日(日)イワクラサミットin神戸を予定(六甲のイワクラ探訪)

Ⅰ:基調講演

1.現代は、ユビキタスの時代とかで、場所や空間の意味を持たない時代になってきているのでは・・・
  しかし、年間200日余旅をして、フイールドワーク中心をしているものにとって、『聖地は動かない』
  世界中の200以上の聖地を訪ね、研究してきた。
  王朝や宗教が変わろうと、聖地は1センチたりとも、動いてはいない。
  エルサレムやメッカは100以上の宗教の聖地:岩のドーム、巨大な一枚岩があるだけ。
2.私は、イワクラを下記の項目と考えている。
  ①ご神体
  ②手向け石(岩):目印として、人間の側から:ピラミッド・ストーンサークル等
  ③神の依り代
  ④力石と考えている。
3.聖地はもう一つのネットワーク
  ①修験の道は10倍以上のスピ-ドの情報網・五倍のスピードで行ける。
  ②メキシコの巡礼の道と普通の道は異なる。
  ③宗教のネットワークは一般とは異なる。
  ④天正の遣欧使節団のアカプルコでの病が、2~3日で日本に伝わっている。
  ⑤聖地には、必ず水がある。ゾロアスター教(拝火教)の聖地は山だが湧水地。
  ⑥出雲・熊野も断崖絶壁だが、海上のネットワークと繋がっている。
  ⑦足摺岬には、アラミスの船がある。
  ⑧聖地は、地球の経穴(つぼ)である。
  ~茂在寅雄教授(水中考古学会会長)は「地球より水球というべきでは?」
4.政治と信仰は切り離せない
  ①産業経済:資源と食料は平等に配布。
  ②古い神社:遠赤外線・活性水・レアメタル
  ③価値観:縄文時代の人間の考えは:共有・共生+水を大切にする。
ビデオで実際の彼のフィールドワークを紹介。
「神とは特定の場所と結びつけられることなくして論じることはできない」「場所のもつ特別な力」の
理解なくしては聖地の本質を理解したことにはならないと考えている。
 実証例として、熊野ちかくの神代杉(樹齢5千年超?)通常杉の樹齢300~500年を見せられた。
5.聖地の特徴を2000年6月『聖地の想像力』(集英社新書)の中で聖地の特徴を9つに分類した
聖地は①わずか1センチたりとも場所を移動しない。(以下聖地はを省略)
②きわめてシンプルな石組みをメルクマールとする。
    ③「この世に存在しない場所」である
④光の記憶をたどる場所である
    ⑤「もうひとつのネットワーク」を形成する
⑥聖地には世界軸axis munndiが貫通しており、
      一種のメモリーバンク(記憶装置)として機能する。
⑦母体回帰場所と結びつく。
    ⑧聖地とは夢見の場所である。
    ⑨聖地では感覚の再編成が行われる。

Ⅱ基調講演はスライドで『巨石』(早川書房刊)の本に基づき、ブリテン島周辺の遺跡の紹介あり。
   サイトLithos Graphics主宰。

Ⅲ 平野貞夫氏、基調講演を聞いて、
   南北朝も熊野を抜きにしては、ありえなかった。
   日本の巨石遺跡・イワクラ学会で黒潮文化(足摺岬)は訪ねたことがある。
   英国の遺跡もおもしろかった。
 現代の資本主義:アメリカの投機市場・市場至上主義の持っているものがえらい時代は?
 情報社会で神経を外にさらして生きているような社会は、存在感が希薄で、所有欲求が
 強くなる?縄文文化のように、ともに生きる共生できる価値観でつなぎたい。
  宇宙(Somethinng Great)から聖地といえるポイントとレセプターとしての感性をそなえた
 人間が必要。また情報受信装置としてのイワクラが要る。そう考えた場合、聖地とイワクラと、      レセプターとしての人間の感性の一体化が極めて重要となる。「イワクラ学会」の使命は、
 超古代のロマンを学術的に整理することだけですまされない。 混迷する地球人類のあり方、
 「天人合一」のレセプターとしての重要な役割をも持っているのではないか?

感想:いずれも、息子と共に訪ねたところが出てきたので、懐かしく感慨深く感じた。
    天使の梯子も夢に見たような雰囲気の景色を感じられて、途中夢か現かわからなくなった。

いずれ、今回のフォーラムは報告書が機関紙紙上で発表されるので、興味ある方は下記のURLへ
http://iwakura.main.jp/

摩訶不思議テオ

2008年06月23日

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