忘れもの、生えてゐる。
カモミイルほほえみがえし春の風
福岡市の西の果て、元岡。昔からのどかな農村だったが、最近九州大学が移転してきたため、町の様相が激変している。長年この町で暮らしながら、ハーブ園の手入れを続けている組員のひとり、YOSHIMURAさんのお宅を訪ねた。
では、スナップ写真とともに春のおすそわけ。
ご自宅の裏が畑。ハーブ、野菜、お花のほか、鶏、烏骨鶏も飼育している。小さな森のむこうには、九州大学の校舎がのぞく。
よくみれば足元に幾つもの土筆がつんつん伸びている。その土筆やよもぎを摘みに、近所のおばちゃんたちがやってきていた。
「この葉、胡麻の味がするんですよ」とYOSHIMURAさんがおもむろに葉っぱをちぎって噛む。ルッコラという名前だったと思う(写真上)。食べてみると、まさに胡麻!胡麻の味。青臭くもない。な、なんだこれは。「これもどうぞ」と葉っぱを差し出される。鼻がツーンとする。わ、わさびだ! (←このハーブの名前、なんだっけ?)
畑の中央に建つ温室へ案内してくれた。温室のなかにはラベンダーやエンダイブ、カモミール、ディルなどというハーブがおだやかに生えている。「この温室の中に入ると空気がいいっていわれるんですよ。ラベンダーのせいかもですね」とYOSHIMURAさん。
不安定な外界から隔絶されたハーブの楽園。私たちは、ここではとおりすがりの客人だ。歓迎してくれているのか、やたら居心地がいい。同行したTAKANOさんなど「オレ、ここに棲みたい」なんてことを口走っている(笑)
「ハーブティ、つくりますよ」といって、YOSHIMURAさんがカモミールの花をつみはじめた。ご自宅のお座敷で、つみたてのハーブティと手作りジャムとパンをいただく。カモミールティーはフレッシュで可憐な香味。すっかり春にのぼせてしまった。
お土産に、土筆、ふきのとう、よもぎ、ハーブ盛り合せをいただいたので、その日の晩ご飯は土筆のお味噌汁、ふきのとう、よもぎの天ぷら、ハーブのサラダと、春づくし。一緒にいただいた根つきハーブは、早速自宅のベランダに植え替えた。
おかげで、心身に春をとりいれることができた。いつも尖らせている小刀も小休止。今の缶詰生活では春を五感で感じることができないから、かけがえのない一日となった。もっとなにかに身を委ねてもいいのかもしれないね。
ちなみにYOSHIMURAさんは、このハーブを使って新しい試みを企んでいるという。応援したい。
- by めろん組長
- at 09:01
2008年03月20日

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