航空政策研究会5月例会「新しい観光」須田寛氏講演メモ

5月24日航空政策研究会が経団連会館9階で実施されました。

JR東海の初代社長・会長で現相談役の須田寛の講演を傍聴してきました。プランニング編集の町おこしのヒントになるかも、しれないと思い、レジメ+如是我聞メモで、簡単にまとめてみました。参考になれば幸いです。

日時:9:00~10:30
「美しい日本」を築くには、美しい国土(環境整備)が必要の挨拶から始まりました。
前田TheodOric 26MAY2007

興味のおありの方は、配布の本には、もう少し詳しく解説されています。
また、編集が大切なのを、深く痛感しました。

参考になれば幸いです。

5月航空政策研究会(メモ)

①時:2007年5月24日:所:経団連会館9階会議室
②配布本:「新しい観光」交通新聞社刊:須田寛著p297

『新しい観光』を考える~産業観光を中心として<須田寛>

          JR東海初代社長・会長を歴任・現相談役

1.「新しい観光」への期待

。観光形態の変化:大口団体中心→家族・小グループ化
。観光ニーズの変化:名所旧跡を見るだけから→体験・学習・学ぶへ
。観光の国際競争力強化の必要性。国内旅行より、海外旅行が割安感。
。ゲーム機・オペラ鑑賞・観劇も観光の競走相手。

2.「新しい観光」の展開(国際競争力のある観光へ)

。観光産業の改革(宿泊・旅行業・交通機関等)
 いつまでも、老舗商法一泊二食形式(割高感・大福帳経営等)からの脱却。
。システム産業(面のビジネスへ・情報・金融業等へ)の脱皮
。観光資源の編集・再構成(テーマ別観光・広域協力と観光展開)
。景観を見るだけから、体験する。海・川:漁業・運輸業。
。神社・仏閣も一歩踏み込んで、建築様式・材質など、深読みする。
 角度を変えて、多角的に見る。
。街道観光。街道を単なる道から、歩く、体験する道へ。
。歩道・自転車道の整備。

3.テーマ別観光(ニューツーリズム)

。産業観光(トヨタ・ヤマハ工場等)年間30万人等
。窯元・染め元・木工等伝統産業等。体験と買い物。
。果物狩り・漁業・農業等の体験・試験逗留等(テオ)
。SLも昔は、迷惑が今は、わざわざSLツアー有り。
。1950年代フランスの産業観光が、組織的に行われた最初では?
 ・街道観光・都市観光等。新しい編集・切り口で再構築する。
。グリーンツーリズム・ヘルスツーリズム(湯治・ヨガ・エステ)

4.産業観光の展開(航空との関連)

。産業文化財・生産現場・産業製品を対象とする観光。
 (一次産業・輸送:川くだり・トロッコ電車等を含む)
。航空機・空港も重要な産業観光資源
。中部開港一二年は、搭乗客の10倍近い観光客。(北九州・神戸新空港等)
。航空は観光資源へのアクセスとしても重要な役割。
。鉄道・バス・船:地上と航空の交通システムを相互に補完しあう。
。産業観光を全国規模で、ネットワーク化して総合観光とする。。

 <特色>
。世界共通の観光・地域密着の観光。
。豊後高田の農業倉庫と昭和町並み復興。年間60万人の観光客。
。ガイドはボランテア(郷土史家やおばさんの熱意活用)法整備も必要。
。「見る」「体験」「学習」三位一体の観光

 <方向>
。国際的展開・広域的展開
 <航空の役割>
。アクセス手段としても航空そのものも観光資源。
。航空産業自体が総合コンビナート的である。
 (ホテル・ケイタリング・物販。旅行斡旋・食品等)
。観光に競争力を持たせるために、産業観光「新しい観光」の展開が必要。

5.高速交通ネットワークとの連携。

。高速交通ネットワーク(航空・鉄道・道路=自動車)が形成されつつある。
。航空は、その中核(特に国際交通ネットワーク)となって機能することが
 期待されている。相互補完的に、分野別につないでいく。
桜前線や、陶磁器(土質・釜形式等)の里全国マップ・果物狩り全国マップ等

 ~20世紀の観光から、21世紀の観光(対立を超えて)~

ページ10:観光の語源

約2000年前の易経に由来している。「国の光を観る(観す)は王の賓たるに用いるによろし」」即ち「賓客をもてなすには王がその国の光を観せることが最大のもてなしである」光とは、その国の優れた特色ということで、地域ブラントとでもいえよう。まとめてみると「観光とはそれぞれの地域の優れたもの(特色)を、誇りをもって、心をこめて多くの来訪客に見てもらい、来訪客もまたそれらを心をこめて観ることによって、人的文化交流を図る文化活動である。」

2007年05月26日

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